詳しく解説!青色申告と白色申告の違い


確定申告には青色申告と呼ばれるものと白色申告と呼ばれるものがあるのはご存知でしょうか。それぞれには違いがありますしメリット・デメリットも異なります。

白色申告は開業届を出していない事業者が行う確定申告のことです。白色申告のメリットは手続きが青色申告に比べて簡単だということでしょう。白色申告の確定申告書は記入すべき項目が少なく、収支についても経費や売り上げを書くだけで細かな情報は必要がありません。簿記も単式で良いため、簿記に関する専門の知識がない人でも作業を行うことが可能です。
一方で白色申告のデメリットは所得控除の金額や項目が少ないことです。所得控除が少なくなるということはそれだけ負担する税金の金額が高くなります。ある程度の収入が見込める事業者や従業員を雇っている事業者は所得控除が少ないとデメリットとなるでしょう。

青色申告は開業届を税務署に提出して受理された事業者が行うことのできる確定申告です。青色申告のメリットとデメリットは白色申告と真逆になります。
青色申告のメリットは受けることのできる所得控除の種類が多く、金額も大きいことです。青色申告で受けることのできる所得控除額は最大で65万円になります。加えて、共に仕事をする従業員が家族である場合には家族への給料を経費として計上することができたり、赤字を最大で3年間繰り越しすることができます。小規模の個人事業主や家族経営の個人事業主にとって大きなメリットとなるでしょう。
一方でデメリットは申告が白色申告よりも複雑で事前の申請にも時間がかかることです。